お客様のニーズに合ったカウンセリングを


 

こんにちは

関口智子です。

 

 

個人サロンを開業したいと願う、

または開業した理由の一つとして、

「お客様とじっくりお話がしたい」

との声をセラピストさんから多々伺います。

 

 

●勤めていた店舗サロンでは、

時間の制限があり

お客様のお悩みや想いを

あまり伺う事が出来なかった…。

 

●自分が辛い時に、

ゆっくりと話を聴いてもらえる

場所が欲しかった…。

 

●カウンセリングに時間をかけて

本当にお客様に必要なものを

ご提供できるようになりたい…。

 

 

などなど、その想いは、

様々のようです。

 

 

他の方を気にすることなく、

お客様にくつろいでいただき、

カウンセリングに時間を取れるのは、

個人サロンの魅力ですね。

 

 

しかし、ちょっと待ってください。

そのカウンセリング、

お客様のニーズに合っているでしょうか?

 


癒し?それとも体質改善?

 

お客様がサロンを利用する

目的は様々ですね。

 

 

癒されたい

リフレッシュしたい

ゆっくり眠りたい

日常を忘れたい

という癒しが目的の場合と、

 

むくみを改善したい

不調を緩和したい

もっと元気になりたい

生活習慣のアドバイスが欲しい

などの体質改善系の場合。

 

 

この癒し目的と体質改善目的、

カウンセリングの仕方が

ガラッと変わります。

 

 

逆にモヤモヤさせてしまうことも

 

サロンコンセプトを

「体質改善を目的としています!」

「リラクゼーションで癒しサロンです!」

と明確にうたっていたとしても、

お客様と想いが一緒だとは限りません。

 

 

私がセラピスト駆け出しのころ、

先輩セラピストに諫められたことがありました。

 

「セラピストがしてあげたい事と、

お客様がしてほしい事が同じとは限らないよ」

 

 

それだけお客様は

多種多様な想いを抱えておられる

という事だと教えてもらいました。

 

 

セラピストは

お客様にもっと健康に、元気になってほしい!

との想いで、お客様の不調を伝えなきゃ!

セルフケアしてもらわなきゃ!と

意気込んでいても、

 

 

お客様は、いきなり

最初のカウンセリングで、

 

●●が悪いですね!

●●がむくんでますね!

運動しなきゃだめですよ!

食生活の乱れがありますね!

 

なんて、ビシビシ言われたら
ビックリする方もいるでしょう。

 

良かれと思って伝えたことなのに、

お客様は「責められている…」と

悲しくなり、自己否定されたように

感じてしまったという実際のお声を

伺ったこともあります。

 

 

特に癒しを求めている方に、

ダメ出しを連発したら、

悲しみを超えて、

怒りに転じてしまうかもしれません。

 

 

体質改善系サロンでも同じです。

プロ目線で、気になる事があっても

いきなり指摘の連発では、

あてっこクイズをしているような

セラピストの自己満足だと

想われてしまうかも…。

 


お客様から私のカラダについて

気になる事を教えてください

と言われていなければ、特に。

 

 

 


カウンセリングはお客様が自分と向き合う時間

 

カウンセリングというのは、

まずお客様が何を求めているのか?

見極め、その方に何をご提供したら

良き時間を過ごしていただけるのか?を

自分の中で、仮定をする時間でもあります。

 

 

癒しを求めている方には

どんな風に施術時間を過ごしたいのか?

を丁寧に聴き取ります。

こちらの意見は求められるまで控えましょう。

 

 

体質改善を求めている方にも

どんな風になりたいのか?という

サロンへの期待や未来のビジョンを伺いましょう。

その上で、まず施術でお手伝いできることをお伝えし、

必要であれば最後にセルフケアアドバイスをします。

 

 

お客様の想いを丁寧に伺う事は、

お客様が自分を振り返り、

自分と向き合う時間を

サポートする事でもあります。

 

 

お客様自身の発しているメッセージに

ご自身で気付くことが

セラピーとして大切なのですね。

 

 

余談ですが、施術中の

「ここ硬いですね!」

「ここ凝ってますね~!」

も、意外と嫌がるお客様もいます。

 

 

単なる指摘にならないよう

「ここに張りを感じるので、念入りに触れますね」

「ここ頑張っているようなので、ゆっくり緩めますね」

など、セラピストとしてできる事も

併せてお伝えすると良いですね。

 

  


カルテに予めチェックリストを

 

お客様の想いを見極めるのが

難しい…と思う方は、

予めカルテにチェックリストを

設ける事をお勧めします。

 

 

【本日のご来店目的】

□リラクセーション
□体質改善(気になる点をお知らせください)
□セルフケアアドバイス(生活習慣・食事・睡眠・姿勢・ホルモンバランス・その他)

□お任せ

 

【サロンでの過ごし方】

□ゆっくり眠りたい

□おしゃべりしたい

□お任せ

 

ご新規様だけではなく、

リピーター様もその時によって

過ごし方の希望が変わるかもしれません。

 

ちょっとした配慮が

お客様の居心地の良さが

向上すると思います。

 

 

最後に、

「疲れてますね!」

「大変ですね!」

という言葉に励まされると

喜んで下さるお客様もいれば、

同情されたくない、という方もいます。

 

言葉って本当に難しいですね…。

もし、言葉が苦手だ…という方は、

 

お客様を大切にしたいです。

という想いを触れる手から、

所作や表情から伝えられるように

訓練をしましょうね。

 

 

その人の第一印象は

言葉の内容では無く、

所作や声のトーン、スピードなどが

90%を占めるというデータもあります。

 

 

 

言葉も大切ですが、

セラピスト存在そのものが

お客様の癒しや元気の元になれるよう、

私も日々精進していきます。

 


関口智子(せきぐちともこ)

 

2000年より国内外のプロセラピストの育成にたずさわる。2005年から自身の独立と共に個人サロンセラピストさんの活動をサポート。受ける禅~ジャパニーズオイルセラピーAtsu🄬~の技術創設者。